宮古島に流れ着いた料理人Evolution!

はいさい。先日仕事で某処分場にゴミを捨てにいったところ、車からおばさんが小さな水槽を捨てようとしていた。

「なにそれ、使えないのー？」

「使えるけどよー、大きいのを買ったから魚は引越しさ～。持って行けばいいさ」

「じゃーもらおう。小さい魚ならかえるね」

と、もらってきておいた水槽。ちゃんとブクブクしてろ過もするけど、もちろん水温調整などは出来んから、わりかし強い魚じゃないとすぐしんじゃいそうだし。


ベタはべたやし。


考えた末アバサー（方言でハリセンボンのこと）でも捕まえてきて飼ってみようと思ってたんですよ。


そんで、今日とりあえず砂と石とか入れるもんとって、海水も汲んでスタンバイしておこうと近くの浜に行ったわけです。

アバサーはホントにアホなんです。網でもすくえるぐらいぼーっとおよいでるので多分そんなデリケートでもないはず（多分）くどいようですが相当アホです。


そんでジャバジャバと海の浅瀬に入って海水を汲んでるとなにやら僕の足元をフラフラと泳いでる魚がいるじゃありませんか。人間がいるにもかかわらず、そう、お察しの通り


でた！アバちゃんー！


まぁ、つってもここは浅瀬の広い浜さすがに捕まえられないな～とおもって、うらうらぁ～と歩いて追いかけていくと、一応はびっくりしたのかよそよそと逃げていきました、、、、、陸の方に向かって、、


「おまっ！ちょっ、あほか、そっちはりくやぞ～」

しかしアバちゃんはアホなんで、必死に逃げながらもどんどん取り返しのつかない方へ泳いでく。

そしてついに自ら座礁。

そして、歯をグギグギならして恨めしそうに見つめ、そして膨らんでさらにコントロール不能になりでんぐりがえってヒレをピテピテしてます（アバサーは膨らんでしまうと自分でもコントロールできなくなります、しつこいようですがそこまでアホです）


「わざわざ俺の目の前に現れて自ら陸に上がってアピールとは、飼ってくださいと言ってるようなもんやな」


予定より結構デカイアバちゃんではあるけど、これも運命。そのまま海水を汲んだバケツに入れて帰ったとさ。




すでにいじけ顔のアバちゃん。またこのつぶらな瞳がかわいいのさー。

でもだいたい魚とか飼っても、見てると寂しそうで悲しくなってくる場合が多いんだよね。どうしよ。

明日になったら浮かんでいるかもね（コラコラー！）